インコの仲間は嘴がほっておくと次第に伸びます。

嘴が伸びますと餌をついばむことが出来なくなります。

以前、リクガメの嘴切りをブログに載せましたが、全く同じであると思って下さい。

嘴が伸びますと採食が上手にできなくなり、ひいてはそれがインコにとってのストレスにつながり、自咬症につながります。

本日、ご紹介するのはこの嘴が伸びて餌も上手く採食できず、自分の羽を抜き始めたコミドリコンゴウインコの抹茶君です。

コンゴウインコの中でも小型のインコで比較的飼育スペースを取らないミニコンゴウです。

寿命は約26年くらいと言われます。

ご覧になるとお分かり頂けると思いますが、胴回りの羽根をたくさん引っこ抜いています。

ちょっと痛々しい感じです。

自咬症を防ぐ上でも嘴の長さ調整は必須です。

早速、保定して咬みあわせの調整をします。

あまり深くカットしますと出血をきたして、止血に苦労します。

むしろ、ヤスリ掛けを中心にした処置をします。

小さくて見ずらいかもしれませんが、咬み合わせはOKです。

嘴が伸びて止まり木やケージの格子をこっすたり、齧り始めたらそろそろ嘴が伸びたと思って下さい。

最後に嘴切りとは関係ありませんが、健診に来院されたアキクサインコの春ちゃんをご紹介します。

アキクサインコは腹部が桃色で羽が黒い、非常に渋いコントラストのインコです。

アキクサインコ好きの院長の個人的嗜好で載せました。


インコも嘴切って咬みあわせの調整が必要なの?
 

 
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