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柴犬の精巣腫瘍(セルトリ細胞腫)摘出手術
出生後に本来、陰嚢に降りてくるはずの精巣が、そのまま腹腔や皮下組織に残ってしまう状態を停留睾丸(陰睾)と称します。 実際、この停留睾丸をそのままにしておくとシニア世代になってから、腫瘍化すると定説になっています。 通常の […]
2014.03.15
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ポメラニアンの低温火傷(ヒーターには注意!)
寒い日が続きますが、ペットに暖を取るために専用暖房機器を利用される方も多いのではないのでしょうか? 本日ご紹介しますポメラニアンのタント君(45日齢、雄)はペニスの付根がクリーム色に腫れているとのことで来院されました。 […]
2014.02.20
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トイプードルの股関節脱臼(非観血的整復)
股関節脱臼はいろんな原因で発生します。 交通事故や高所からの落下などの大きな外力により生じるケースが多いと思われます。 物理的なダメージ以外にも副腎機能低下症や甲状腺機能低下症に伴う筋力低下などでも股関節脱臼が起こる場合 […]
2014.01.29
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フレンチブルドッグの眼球突出
眼球突出、これは文字通り何らかの衝撃が頭部に加わり、その結果眼球が飛び出てしまう現象です。 この眼球突出が起こりやすい犬種に短頭犬種(フレンチブルドック、パグ、ペキニーズ、シーズーなど)が挙げられます。 短頭犬種は眼球の […]
2014.01.10
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トイプードルの大腿骨頭切除手術
昨日をもちまして、今年の当院の診療は終了いたしました。 低血糖のショック状態の急患の仔猫や椎間板ヘルニアで後躯麻痺のダックスフント君など、相変わらずバタバタの中ですが無事終わりました。 当院のHPをいつも見て頂いてる皆様 […]
2013.12.30
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仔犬の低血糖(頑張れ!コムギちゃん)
血糖とは血液中のブドウ糖濃度のことを示します。 例えば、糖尿病は基準となる血糖値を上回る高血糖の状態が持続する疾病です。 一方、低血糖とは正常の血糖値が維持できなくて低下した状態を指します。 血糖は、つまるところ細胞にと […]
2013.12.19
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今でもマダニは狙っている!?
マダニの予防は、飼い主様の多くが、日常的に予防薬を投薬して実施されています。 基本は周年予防をお願いしていますが、それでも冬場のマダニ感染は必要ないとお考えの飼主様も少なからずみえます。 本日、ご紹介しますのはマダニ感染 […]
2013.12.04
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犬の異物誤飲(その11 多量の飴玉)
今回、ご紹介させて頂きますのはフレンチブルドッグのブル夫君(1歳、去勢済)です。 飼い主様の申告では、飴玉が入っている袋ごと漁って、中身の飴玉を食べてしまったとのこと。 飴玉は1つずつ包装されており、数十個は大袋に入って […]
2013.12.01
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犬の異物誤飲(その10 魚骨)
犬の異物誤飲シリーズも10症例目になります。 毎回、腹部切開して異物を摘出する場面を展開して参りましたが、今回はちょっと違います。 きららちゃん(6歳、避妊済)は、3日前から体が熱っぽいことと、声がかすれた感じがするとの […]
2013.11.19
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犬の陥頓包茎
雄の犬でペニスが飛び出して戻らなくなってしまった!と来院されるケースがあります。 このペニスが戻らない状態とは何かと申しますと、包皮腔から突出した陰茎亀頭部が何らかの原因で包皮腔内へ戻れなくなっている状態を指します。 こ […]
2013.11.16
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トイプードルの橈尺骨骨折(その2)
トイ種の前腕部骨折(橈尺骨骨折)は日常的に起こりがちな骨折です。 以前、トイプードルの橈尺骨骨折を載せました。 その後も、橈尺骨骨折は途切れることなく起こっています。 手術手技の難しさもあり、受傷年齢が若いこともあり、ま […]
2013.11.06
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ポメラニアンの橈骨遠位端骨折の外副子固定について
本日のテーマは前腕骨の橈骨が骨折した場合、スプリントと言われる外副子で骨折をしっかり治癒させることが出来るかというものです。 患者様は隣のペットショップのポメラニアン君です。 成体販売の仔犬なのでまだ名前はありません。 […]
2013.10.12
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犬の肛門嚢破裂(肛門嚢炎)
犬の肛門を正面にとらえて時計方向で、4時と8時方向に肛門嚢という袋が存在します。 この部位は肛門腺、臭腺などと呼ばれています。 肛門腺は分泌液を分泌します。 この分泌液はかなり匂いがきつく、ジュータンや畳にこの分泌液をこ […]
2013.10.10
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犬の子宮蓄膿症(その2)
避妊手術をしていない雌犬が7,8歳以上のシニア世代になると、罹患しやすい疾病に子宮蓄膿症があります。 この疾病については、以前犬の子宮蓄膿症でコメントさせて頂きました。 その後も、頻繁に子宮蓄膿症の手術をしておりますが、 […]
2013.09.15
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犬の熱中症
以前、熱中症について 熱中症に備えて という記事を載せました。 今年は30度を超す日が延々と続き、メディアも連日熱中症について取り上げていたため、飼い主様もご注意いただいているようで、犬の熱中症の症例はありませんでした。 […]
2013.09.02
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しおんちゃんとマイクロチップ
マイクロチップについては、世間的にも知られていると思いますが、ペットの身分証明ですね。 マイクロチップは直径が2mm、長さが12㎜前後の電子標識器具です。 その内部はIC,電極コイル、コンデンサから構成されています。 外 […]
2013.08.18
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犬の輪ゴムによる縛創
現場の忙しさにかまけてブログの更新を怠けており、失礼いたしました。 本日、ご紹介しますのは輪ゴムによる縛創についてです。 縛創とは、字のごとく紐やゴム等で、縛られることによって生じる創傷を指します。 柴犬のマロンちゃんは […]
2013.07.28
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犬の疥癬症(ヒゼンダニ症)
東海地方も梅雨明け宣言が出されましたね。 この蒸し暑い日々が続く中、外来の患者様の中で最も多いのが皮膚病です。 今回、ご紹介させて頂きますのが犬の疥癬症(ヒゼンダニ症)です。 マルチーズのメロディちゃんは、耳の縁を痒がり […]
2013.07.09
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犬の外耳炎
梅雨に入り、ジメジメした日が続いています。 皆様のペット君達はお変わりありませんか? 最近のブログはエキゾチック系ばかりでどうなの?というお声もあり、犬の疾病のご紹介をさせて頂きます。 当院では、この1~2週間外耳炎の外 […]
2013.06.12
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ウェルシュ・コーギーのハエウジ症
東海圏も梅雨に入りました。 蒸し暑い日々がこれから続きますが、体調を崩す動物たちが多いのもこの時期の特徴です。 本日、ご紹介いたしますのは犬のハエウジ症です。 ウェルシュ・コーギーのアイン君(12歳、去勢済)は胸とお尻周 […]
2013.06.01