昨日、フクロモモンガの健康診断でお伝えいたしましたが、爪の伸びすぎによる受傷が多いです。

今回のフクロモモンガ君は、右の前脚がケージの格子をつかむことが出来なくて来院されました。

よくよく拝見しますと、明らかに爪が伸びており、おそらく部屋に放った時にカーテンやカーペットの線維に爪が引っかかって前脚を痛めているようです。

神経学的検査では痛覚はしっかりあります。

早速、レントゲン写真を撮りました。

前脚の拡大像です。

次いで側面の画像です。

レントゲン撮影からは特に骨折、脱臼など問題となる所見はありませんでした。

爪を引っ掛けて、外れなくなり暴れた時に恐らく靭帯を痛めたものと考えられました。

爪をカットした後、鎮痛剤を投薬して、できうる限り激しい運動は控えるよう指示しました。

フクロモモンガの爪はまめに切って、伸び過ぎないようご注意ください!

爪の過長で肢を痛めるフクロモモンガが多いことを認識して頂いた方は
 

 
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