以前、紫外線ランプのセッティングミスで眼球障害をおこしたエボシカメレオンをご紹介をさせていただきました。

今回もまた、紫外線ランプと個体の距離が近すぎて、眼球障害を受けた症例です。

しかも先回と同じ、エボシカメレオンです。

静岡県から、はるばる来院されたレボ君です。

紫外線ランプが眼球になぜ障害を与えるかについては、こちらをご覧ください。

私の個人的にレボ君が可愛かったので、同じ疾病ですがご紹介する運びとなりました。

なぜか紫外線ランプの眼病は幼体が多いです。

恐らくは幼体ほど無防備で、飼育ケージの上部に設置してある紫外線ランプに接近しすぎるからなんでしょうね。

レボ君は、生後2週間くらいの幼体です。

体長は5cmもありません。

瞼を絶えずしょぼつかせるとのことで来院されました。

上写真は眼球洗浄をしているところです。

幼体なので激しく洗浄しているように見えると思います。

むしろ、流れ落ちる洗浄液を誤嚥しないように気を付けることが大変でした。

眼球洗浄後に点眼薬をつけて、治療を継続します。

処置後には、眼がすっきりした感じのレボ君でした。

紫外線照射が原因ですので、くれぐれも樹上付近に紫外線の遮蔽物を置くなりして工夫して頂きたく思います。

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