ウーパールーパーの異物誤飲(part2)
以前、ウーパールーパーの異物誤飲についてコメントさせていただきましたが、ウーパールーパーに限らず両生類は節操なく、色んな異物を誤飲します。
今回、ご紹介するのはアルビノ・ウーパールーパーの もめん君です。
この数日、食欲・元気共にないため来院されました。
下痢などの消化器症状もないようで、まずはレントゲン撮影を実施しました。
総排泄口の上流1.5㎝位のところにマスを認めました。(黄色い丸で囲んだところです。)
飼主様に確認したところ、水草についていたタニシの可能性があるとのことです。
ウーパーの飼主様でよく話題になるのが、異物はどの位の大きさまでなら手術による摘出は避けられますか?という質問です。
先回のウーパールーパー君の場合は身体と比較して、大きな貝殻を誤飲していたため外科手術となりました。
今回はもめん君が4×4×20cmという比較的大柄なしっかりした体型であること、飲み込んだタニシが4×5×8㎜という大きさであったことから、おそらくそのまま腸を通過して排便と同時に総排泄口から出てくるだろうと予測しました。
あと数日は排泄までにかかるでしょうから経過観察が必要です。
でき得れば外科手術はしたくありませんね。
経過はまたお知らせ致します。