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ゴールデンハムスターの悪性リンパ腫
本日、ご紹介しますのはゴールデンハムスターの悪性リンパ腫です。 ゴールデン系のハムスターはこの悪性リンパ腫が比較的多いです。 特に腫瘍の大きさは短期間に大きいくなることが多く、1~2週間で米粒大から場合によってはキンカン […]
2013.09.04
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ハムスターの皮下膿瘍・肉芽腫
キンクマハムスターのくろちゃんは、右脇腹に腫瘤が出来て大きくなってきているとのことで来院されました。 ハムスターの皮下腫瘍は非常に多いのですが、今回のくろちゃんの腫瘤は内部がチーズ様を呈しています。 おそらくこのチーズ様 […]
2013.08.28
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ジャンガリアンハムスターの肥満細胞腫(その2)
ジャンガリアンハムスターの皮下腫瘍で、比較的短期間で腫瘍が増大するタイプに肥満細胞腫があります。 以前もこの肥満細胞腫についてはコメントさせて頂きました。 今回ご紹介するジャンガリアンハムスターのきなこちゃん(♀、1歳8 […]
2013.06.26
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ジャンガリアンハムスターの線維性組織球種
ドワーフ系ハムスター(小型ハムスター)の皮下腫瘍は相変わらず多いです。 今回、ご紹介するのはジャンガリアンハムスターのコロン君(雄、1歳4か月)です。 左側下腹部に腫瘤ができ、次第に大きくなってきたとのことで他院からのご […]
2013.03.28
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ファットテール・ジャービルの臼歯根尖膿瘍
ハムスターやスナネズミ、マウス等、小型齧歯類の歯の特徴は、切歯(前歯)と後臼歯(奥歯)しかありません。 つまり犬猫には普通に存在する犬歯と前臼歯は彼らにはありません。 そして切歯と臼歯を合わせても16本しかありません。 […]
2013.02.03
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ジャービルの耳垢腺癌
ジャービルはスナネズミの近縁種(ジャービル=スナネズミという説もあります。)の齧歯類です。 ハムスターやマウス等の小型齧歯類の中でも飼育のしやすさから、最近人気のある品種です。 本日ご紹介しますのは、そのジャービルのミカ […]
2013.01.22
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デグーマウスの低血糖症
低血糖とは、血液中のブドウ糖の値(血糖値)が低下している状態をさします。 この低血糖の状態が続きますと、いろいろな症状が出てきます。 そもそもブドウ糖は生体本能のエネルギー源となりますので、ブドウ糖が少なくなれば正常の細 […]
2013.01.11
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ジャンガリアンハムスターの眼球突出
ハムスターの眼球を受け止めている眼窩は非常に浅いため、ちょっとした衝撃で眼球は眼窩からはずれて突出してしまう事があります。 この症状を眼球突出と言います。 日常診療で遭遇する機会の多い眼疾患のひとつです。 すぐに眼球突出 […]
2012.12.26
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ジャンガリアンハムスターの肥満細胞腫
ジャンガリアンハムスターの体表腫瘍は色んな種類のものがあります。 今回ご紹介しますのは、皮下組織に発生した肥満細胞腫のジャンガリアンハムスターです。 ジャンガリアンハムスターのモコちゃん(1歳10か月)は、左肩に大きな腫 […]
2012.12.19
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ジャンガリアンハムスターの扁平上皮癌
ジャンガリアンハムスターは体表部の腫瘍が多いとされます。 当院でも多くの皮膚・皮下組織腫瘍の摘出手術を実施しています。 摘出のし易い背部や下腹部であれば、その個所を摘出すればそれで終了ですが、発生した場所によってはそんな […]
2012.12.14
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キンクマハムスターの脊椎損傷(前庭器障害含む)
以前、ジャンガリアンハムスターの後躯不全麻痺についてコメントさせて頂きました。 今回は、数か月前から後躯不全麻痺がおこり、次第に神経症状が併発・体を回転させる(ローリング運動)ようになったとのことで来院されたキンクマハム […]
2012.12.04
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ジャンガリアンハムスターの後躯不全麻痺
ジャンガリアンハムスターは運動好きで、ケージの中でも回し車を初めとして、ケージの天井部分の格子で雲梯遊びをしたりします。 安全に遊んでくれれば何も心配はありませんが、遊具で肢を挟んだり、雲梯遊びから落下して骨折したりする […]
2012.10.17
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キンクマハムスターの体表腫瘍
小型齧歯類の中でもハムスターは体表部に腫瘍ができる率が非常に高いです。 以前にもハムスターの皮下腫瘍としてコメントさせて頂いたことがあります。 ひとことで、体表部の腫瘍と言っても、発生する箇所によって色々な腫瘍のバリエー […]
2012.09.11
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デグーマウスの皮膚糸菌症
梅雨に入り、毎日蒸し蒸した日々が続きますね。 季節的にこの時期は、カビ(真菌)の感染症が多いです。 今回ご紹介するのは、この真菌に感染して広い範囲に脱毛を生じたデグーマウス君です。 黄色い丸の部分に著しい脱毛が認められま […]
2012.06.19
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デグーマウスの陥頓包茎(かんとんほうけい)
陥頓包茎(かんとんほうけい)とは、包皮腔から突出した陰茎亀頭部が包皮腔内へ戻れなくなった状態をさしていいます。 包皮口の皮膚やその周辺の被毛陰茎に付着して、巻き込まれた皮膚による圧迫で、陰茎の血液循環が障害を受けます。 […]
2012.05.25
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デグーマウスの白内障
デグーマウスは以前から人気がある小型げっ歯類です。 彼らの特徴は非常に聡明で社会的な行動を取る点にあります。 鳴き声をうまく使い分けて仲間とコミュニケーションを取ります。 棒などの道具を使って餌を引き寄せるといった行動も […]
2012.04.26
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ハムスターの頬袋脱出
ハムスターは頬袋を持っており、この頬袋に食料を入れて巣に運び貯蔵するという習性を持っています。 この袋は伸展性に富んでおり、食料を詰め込むと肩甲骨に達するところまで伸びることもあります。 単独生活をするゴールデンハムスタ […]
2012.04.11
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キンクマハムスターの悪性リンパ腫摘出手術
キンクマハムスターは個人的に一番好きな品種です。 性格も温厚で今まで飼育してきて、ハズレ(?)たことがありません。 今回ご紹介するのはキンクマハムスターのチップ君です。 頚腹部に3cmあまりもの巨大な腫瘍ができまして、他 […]
2012.02.22
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小型げっ歯類の爪切り・切歯調整
げっ歯類の飼育でまずご注意頂きたいのは、常生歯と呼ばれる歯を彼らは持っているため、常に硬いものを咬ませて歯を摩耗させる必要があるということです。 齧り木も硬さの違うものを何種類か用意されると良いです。 切歯(前歯)が過長 […]
2011.10.21
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デグーマウスの尻尾損傷
マウスの中でもデグーマウスは性格が温順で飼育のしやすさから人気が高いです。 デグーマウスについては、以前から骨折の手術であったり、ストレスからの自咬症の皮膚縫合を実施してますが、今回は手術が結構手ごわかったりする尻尾損傷 […]
2011.10.14