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ウサギの毛芽腫(その3)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギの皮膚腫瘍の中で、遭遇する機会のもっとも多いのが毛芽腫です。 これまでにも2回ほどウサギの疾病紹介でコメントさせて頂きました。 過去のコメントについてはこちらを参照下さい。 毛芽腫は良 […]
2014.10.02
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ウサギの子宮水腫
こんにちは 院長の伊藤です。 雌ウサギでシニア世代(5歳以降)になると何らかの形で産科系の疾患が絡んできます。 子宮腺癌や子宮内膜炎、子宮水腫、乳腺腫瘍等などです。 これらの産科系疾患を防ぐためには、1歳までに避妊手術を […]
2014.09.18
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ウサギの蟯虫感染症
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギの消化器疾患を招く病原体はコクシジウム(内部寄生虫症)やクロストリジウム(腸性自家中毒症)が有名です。 これらの感染症は治療が必要です。 重度感染を受けたウサギは致命的となる場合があり […]
2014.08.31
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ウサギの血尿にはご注意を!(子宮内膜炎・内膜過形成)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギの外来の中で、血尿の主訴で来院されるケースが非常に多いです。 一口に血尿と言っても、その原因は様々です。 子宮出血の他に腎盂腎炎・膀胱炎・尿道炎・尿路結石などが可能性として挙げられます […]
2014.08.10
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ウサギの尿石症(砂粒症)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日はウサギの泌尿器疾患の中でもとりわけ、発症率の高い尿石症(砂粒症)についてコメントさせて頂きます。 ウサギの生理学的特徴として、尿中のカルシウム排泄量が多い点が挙げられます。 犬や猫は尿 […]
2014.07.30
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ウサギの子宮腺癌・子宮水腫(その3)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギは繁殖に特化した動物です。 自然界では肉食獣に捕食される立場にありますから、種の保存のためにも繁殖能力は秀でている必要があるわけです。 野生のウサギは年間5~6回出産するとされます。 […]
2014.06.19
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フレミッシュ・ジャイアントのツメダニ症(ソアホック合併症)
本日は、ウサギの外部寄生虫症の中でもツメダニの感染をご紹介します。 ツメダニ感染症については以前、詳細をコメントしましたのでこちらを参照ください。 今回は、ツメダニ単独の寄生によって、結果的に足裏への負担が重なり、ソアホ […]
2014.03.07
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ウサギの皮膚線維腫
ウサギにはいろんな皮膚腫瘍(乳頭腫、基底細胞腫、扁平上皮癌、毛芽腫など)があります。 以前にもウサギの毛芽腫についてコメントさせて頂きました。(興味のある方はこちらをクリックして下さい。) 本日ご紹介しますのは、その皮膚 […]
2014.02.27
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ウサギの根尖膿瘍(眼窩膿瘍)
ウサギの歯にまつわる疾病は多く、日常的にも歯科診療の占める割合は多いと言えます。 特に歯周病が原因で生じる膿瘍を目にします。 歯根部からの細菌感染から皮下膿瘍、眼窩膿瘍に至る症例をご紹介します。 ウサギの まるちゃん(3 […]
2014.01.26
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ウサギの感電(家電のケーブルにはご注意を!)
ウサギは何でも齧ります。 ウサギの歯は、常生歯という持続的に伸び続ける形態である以上、絶えず硬いものを齧って歯を摩耗させていかないと過長歯となります。 過長した歯棘が口腔内に傷害を与え、最終的に食欲減退に至ります。 齧り […]
2013.11.18
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ウサギの代謝性骨疾患(食餌にはくれぐれもご注意を!)
食餌から摂取する栄養分で体は作られています。 バランスの崩れた食餌をペットに与えることは、結果として大切なペットを病気にしてしまう事です。 以前から、食餌に含まれるカルシウムが欠乏することで起こる代謝性骨疾患についてはコ […]
2013.11.08
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ウサギの精巣腫瘍(その2)
ウサギの精巣腫瘍については、以前コメントさせて頂きました。 興味のある方はこちらをクリックして下さい。 ウサギの精巣腫瘍はセルトリ細胞腫、精上皮腫(セミノーマ)、間細胞腫(ライディッヒ細胞腫)と3つの分類されます。 セル […]
2013.10.23
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ウサギの毛芽腫(その2)
ウサギの毛芽腫は発生頻度も高く、短期間で大きくなる傾向のある腫瘍です。 以前、この毛芽腫については詳細をコメントしましたので、興味のある方はこちらをクリックして下さい。 毛芽腫は皮膚の色んな箇所に発生します。 しかも周囲 […]
2013.10.21
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ウサギの脊椎損傷
ウサギの脊椎損傷は、犬猫同様に後躯不全麻痺に始まり、排尿排便障害を呈します。 損傷の程度によっては呼吸不全を起こしたり、疼痛のストレスで突然死に至る場合もあります。 脊椎骨折や脱臼があれば、脊柱の外科的固定が必要となりま […]
2013.10.08
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ウサギ消化器症候群(RGIS)
ウサギの食欲不振は突発的に発症することが多いです。 ウサギの食欲不振の原因は、その大部分が歯科疾患か消化器疾患によるものです。 口腔内検査で切歯や臼歯の伸びすぎが認められなければ、次に消化管の評価をします。 今回、ご紹介 […]
2013.09.20
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ウサギのノミ感染症
私の経験上、ウサギの外部寄生虫感染症で一番多いのはツメダニ等の疥癬です。 しかし、先日珍しくノミ感染症のウサギが来院されました。 本日はウサギのノミ感染症をご紹介します。 イングリッシュ・アンゴラの もな 君(6歳、雄) […]
2013.09.03
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ウサギのスナッフル
ウサギの鼻炎・副鼻腔炎、気管支炎、肺炎などの原因による鼻汁の排出をスナッフル(snuffles)と呼びます。 加えて、切歯や前臼歯の根尖炎症に伴う鼻腔の閉塞で生じるくしゃみの症状も称してスナッフルと言います。 このスナッ […]
2013.08.11
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ウサギの頚部咬傷(肉垂損傷)
ウサギの雌はどんなに遅くとも、2,3歳以降になりますと頚部下方に大きな肉のヒダが形成されます。 これを肉垂(にくすい)と称します。 この肉垂は個体差があり、肥満傾向のあるウサギは大きな肉垂をしていることが多いです。 よく […]
2013.08.10
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ウサギの乳腺腫瘍
避妊手術をうけていない雌のウサギで、子宮腺癌についで多い疾患が乳腺腫瘍です。 今回、ご紹介しますのはネザーランド・ドワーフのいちごちゃん(♀・6歳)です。 右側の2番と3番目の乳房間にしこり(下写真黄色丸)があり、最近大 […]
2013.05.18
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ウサギの肺腫瘍
肺と言いう臓器は、血液中のガス交換をする重要な役割を担っています。 肺を絶えず血液が巡るということは、血中に腫瘍細胞が流出したら、肺に至る確率は極めて高いということです。 特にウサギの場合、雌は乳癌、子宮腺癌になることが […]
2013.04.04