こんにちは、獣医師の竹内です。

蒸し暑い日が続き、チンチラのような暑さに弱い動物には過ごしにくい季節になりました。

今回は、チンチラが暑さを感じている時の体の変化の一例をご紹介したいと思います。

チンチラの至適温度は18〜22℃、湿度は50%以下です。

温度が高くなると、チンチラの耳は血管が拡張し赤く見えます。

正常時のチンチラの耳です。血管は細く、耳全体は白く見えます。

暑い時のチンチラの耳は、血管が拡張し赤く見えます。耳を触ると正常時よりも温かく、また、柔らかくなっています。

このような症状があった際には冷房をかける等、環境の温度を調整してあげてください。

チンチラは環境温度が25度を超えると熱中症になるリスクがあります。

耳が赤くなる他に、食欲不振や呼吸が荒い、元気がない、よだれが出ている等といった

症状がある場合は病院を受診して頂きますようお願いします。

また、上図は、暑い日に車に乗った時の写真です。チンチラに限らず、

暑い日に動物と車でお出かけをする際は、車に乗せる前に冷房をかけて車内を冷やしておくことをお勧め致します。

この季節は飼育環境が原因で体調不良が起こりやすいため、飼い主の皆様は飼育温度・湿度管理をよろしくお願いします。

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