こんにちは 院長の伊藤です。

ソアホック(足底皮膚炎)については、以前ウサギのソアホックとして詳細をコメントさせて頂きました。

本日、ご紹介するのはモルモットのメタモン君です。

メタモン君の後肢をご覧いただきますと下の写真(黄色矢印)の様に非常に痛々しい状況です。

患部を拡大しますとこんな感じです。

モルモットは犬猫のように肉球を持ちませんので、長時間足裏に荷重をかけていると足底面の皮膚と骨組織の間の血行障害を招きます。

結果として、足裏が壊死を起こして皮膚が剥がれ、場合によっては足底部の骨が露出する場合もあります。

メタモン君は、まさに足裏の皮膚が剥がれてソアホック(足底皮膚炎)を起こしています。

そんな状態で飼育ケージの底面が、むき出しのスノコであったりするとさらにソアホックは悪化、進行していきます。

足底部の治療と飼育環境の改善が、この疾病治療のポイントです。

患部をしっかり洗浄消毒して、潰瘍部に肉芽組織増生を促進するクリームやドレッシング剤で被覆して弾性粘着テープでガードします。

場合によっては、半導体レーザーを患部に照射して血行障害を改善して治療することもあります。

しばらく治療に時間はかかりそうですが。メタモン君頑張りましょうね。

 
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