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セキセイインコの腹水症
セキセイインコの腹水症について紹介させて頂きます。 腹水とは腹腔内に液体が溜まる現象を指します。 貯留する液体によって、炎症性と漏出性に分かれます。 液体の比重を測定することで判定します。 炎症性の液体は滲出液といい、卵 […]
2013.02.28
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ウーパールーパーの浮遊病(その3)
ウーパールーパーの浮遊病のご紹介です。 今回は第3弾目です。 本日のウーパー君は2匹います。 同居飼育されている個体で、1匹は浮遊病が重度であり、もう1匹は比較的軽度です。 体格の大きなウーパー君は小さなウーパー君に咬み […]
2013.02.23
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パンサーカメレオンの代謝性骨疾患
パンサーカメレオンのアオ君は、はるばる静岡県から来院されました。 左下顎が腫れあがり、食餌もしっかり食べられなくなったとのこと。 静岡の動物病院でマウスロットであろうとことで、抗生剤の投薬と口腔内の消毒を受けていたとのこ […]
2013.02.22
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会陰へルニア(内閉鎖筋を利用した整復)
会陰へルニアについて以前、コメントしました。 ヘルニアの整復にシリコンプレートを使用した例でしたが、今回は生体内組織(筋肉)を利用したケースをご紹介します。 マルチーズのチーズ君(未去勢、8歳)は排便時のいきみが気になり […]
2013.02.21
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ウサギの腰椎骨折
ウサギは骨が脆く骨折をしやすいことは、皆様ご存知と思います。 我々もウサギの診察は診察台の上ですることはなく、椅子に助手を腰かけさせ、仰向けで保定した状態で診察させて頂いてます。 ウサギはちょっとした物音にも反応して、強 […]
2013.02.19
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犬の異物誤飲(その8)吐いていただきます!
異物誤飲については、これまで犬の疾病のコーナーでいくつかの症例を上げてコメントさせて頂きました。 そのほとんどが、誤飲した異物の外科的摘出をテーマとしたものです。 でも実際、当院では外科的摘出は最終手段であり、でき得る限 […]
2013.02.16
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犬の海綿状血管腫
血管腫という腫瘍があります。 これは、血管を構成する組織が増殖することで起こる腫瘍です。 ヒトでは、頭頸部や体幹、四肢によくみられる良性腫瘍ですが、犬でも体表部にできることが多いとされます。 本日、ご紹介する海綿状血管腫 […]
2013.02.15
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ハラガケガメの口腔内異物(ちょっと狂暴!)
この1週間、大きな手術に追われてブログの更新ができずにいました。 頑張って、新作を載せていきますのでよろしくお願いします。 皆様、ハラガケガメなるカメをご存じでしょうか? このカメは、ガテマラやメキシコに分布する爬虫綱カ […]
2013.02.14
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フクロモモンガの去勢手術(変法)
フクロモモンガの去勢手術について以前、ブログにコメントさせて頂きました。 コメントした時は、まだ術式としては、陰嚢に切開を加えて精巣を2つ摘出する方法の紹介でした。 手術法としてはその従来法で問題はないのですが、フクロモ […]
2013.02.07
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猫の皮膚再建手術
哺乳類の皮膚が何らかの原因で欠損した場合、一般的には開いた皮膚の端と端を縫合することで皮膚は綺麗に修復します。 しかし、皮膚の欠損が広い範囲に及んでしまうと単純に皮膚を引っ張って縫合することが不可能となります。 そこで、 […]
2013.02.05
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ベルツノガエルの肺損傷
個人的に両生類が好きです。 特に中でもベルツノガエルは大好きです。 本日ご紹介しますのはベルツノガエルの おけろちゃん(3歳) です。 1年半前に高所からジャンプして右肋骨を骨折し、その後回復したものの、最近食欲不振で呼 […]
2013.02.04
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ファットテール・ジャービルの臼歯根尖膿瘍
ハムスターやスナネズミ、マウス等、小型齧歯類の歯の特徴は、切歯(前歯)と後臼歯(奥歯)しかありません。 つまり犬猫には普通に存在する犬歯と前臼歯は彼らにはありません。 そして切歯と臼歯を合わせても16本しかありません。 […]
2013.02.03
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カメレオンのフィラリア寄生
フィラリアといえば、犬の心臓へ寄生する代表的な線虫です。 勿論、猫やフェレットへの寄生例も多く知られていますね。 案外、爬虫類にもこのフィラリアが、寄生しているということをご存じない方が多いようです。 今回は、カメレオン […]
2013.02.02