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ヒョウモントカゲモドキの代謝性骨疾患(強直性痙攣伴う)
哺乳類、爬虫類、両生類、鳥類にわたって幼体時にカルシウムが十分に摂取されないと発症する疾患に代謝性骨疾患(MBD)があります。 以前にも当院HPに、各種動物種の代謝性骨疾患についてコメントさせて頂きました。 ご関心のある […]
2013.10.31
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フクロモモンガの白内障
犬猫同様、フクロモモンガも白内障を発症します。 外見的には眼球の水晶体に当たる部分が白濁し始めます。 フクロモモンガは採食したり、滑空したり、活動の殆どを視覚に頼って生きています。 白内障もステージが進んできますと失明に […]
2013.10.29
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フクロモモンガの自傷行為(その2)
フクロモモンガは愛情欲求の強い動物です。 特に単独飼育の場合、飼い主様とのスキンシップを絶えず要求します。 幼体の頃から飼育するケースであれば、まめにスキンシップをとることで、飼主様にも早くから慣れてくれることと思います […]
2013.10.27
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プレリードッグの真菌症
季節も秋となり、明け方は肌寒くなりましたね。 こんな季節の変わり目は体調を崩される動物が多いです。 免疫力も低下しますので、病原体による感染症にも要注意です。 今回、ご紹介しますのはプレリードッグの真菌症です。 プレーリ […]
2013.10.25
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ウサギの精巣腫瘍(その2)
ウサギの精巣腫瘍については、以前コメントさせて頂きました。 興味のある方はこちらをクリックして下さい。 ウサギの精巣腫瘍はセルトリ細胞腫、精上皮腫(セミノーマ)、間細胞腫(ライディッヒ細胞腫)と3つの分類されます。 セル […]
2013.10.23
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パンサーカメレオンの口腔内膿瘍
爬虫類は生餌を給餌する上で、活動的な生餌であれば口腔内で暴れたりして受傷するケースが多いです。 これを一般にマウスロットと呼びます。 ただカメレオンも個体のキャラクターによっては、攻撃的な個体では他のカメレオンと激しい喧 […]
2013.10.21
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ウサギの毛芽腫(その2)
ウサギの毛芽腫は発生頻度も高く、短期間で大きくなる傾向のある腫瘍です。 以前、この毛芽腫については詳細をコメントしましたので、興味のある方はこちらをクリックして下さい。 毛芽腫は皮膚の色んな箇所に発生します。 しかも周囲 […]
2013.10.21
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ヘビの臭腺
臨床獣医師が日常的に処置する行為に肛門嚢しぼりがあります。 これは、犬を飼われている方ならご存知の肛門嚢(臭腺)を指で圧迫して、肛門嚢内に貯留した分泌液を出す行為です。 この分泌液は独特の匂いがありますが、好きな方はまず […]
2013.10.20
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ジャクソンカメレオンの手根関節炎
多くのカメレオンは樹上生活をします。 飼育ケージ内の木の上につかまって、一日の大部分を過ごすわけです。 当然、全体重を支える関節部には荷重があり、関節部が何らかの原因で炎症を起こしますと樹上生活が不可能となります。 つま […]
2013.10.18
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ボタンインコの卵塞症(Egg binding)
小型愛玩鳥の卵塞症、いわゆる卵つまりは日常的に遭遇します。 初産での発生率が高いこと、産卵を集中して行う個体ほど発生するとされています。 殻付餌を中心とした給餌スタイルで、ビタミン・ミネラルを与えられず、日光浴もしていな […]
2013.10.16
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ハムスターの尿石症(ストルバイト尿石)
犬猫では尿石症は一般に認められる疾病の一つです。 その診断・治療法も確立されており、療法食は各社から多数販売されています。 その一方で、エキゾッチクアニマルの尿石症は疾病として存在しているのですが、特に治療法については療 […]
2013.10.15
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ポメラニアンの橈骨遠位端骨折の外副子固定について
本日のテーマは前腕骨の橈骨が骨折した場合、スプリントと言われる外副子で骨折をしっかり治癒させることが出来るかというものです。 患者様は隣のペットショップのポメラニアン君です。 成体販売の仔犬なのでまだ名前はありません。 […]
2013.10.12
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犬の肛門嚢破裂(肛門嚢炎)
犬の肛門を正面にとらえて時計方向で、4時と8時方向に肛門嚢という袋が存在します。 この部位は肛門腺、臭腺などと呼ばれています。 肛門腺は分泌液を分泌します。 この分泌液はかなり匂いがきつく、ジュータンや畳にこの分泌液をこ […]
2013.10.10
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ウサギの脊椎損傷
ウサギの脊椎損傷は、犬猫同様に後躯不全麻痺に始まり、排尿排便障害を呈します。 損傷の程度によっては呼吸不全を起こしたり、疼痛のストレスで突然死に至る場合もあります。 脊椎骨折や脱臼があれば、脊柱の外科的固定が必要となりま […]
2013.10.08
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フトアゴヒゲトカゲの肺炎
フトアゴヒゲトカゲは10年くらい前と比べて、ペットとしてメジャー化したと感じます。 当院では、リクガメ以上にカメレオンやフトアゴヒゲトカゲの来院率が高いです。 このフトアゴヒゲトカゲの疾患の中でも、最近は呼吸不全で来院す […]
2013.10.07
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ジャンガリアンハムスターの線維肉腫
ジャンガリアンハムスターの皮下腫瘍をご紹介します。 ジャンガリアンハムスターの腫瘍は色んなタイプが認められます。 腫瘍の外貌から、自分のハムスターはこの症例に近いなとか、ある程度の参考になればと考え、掲載していこうと思い […]
2013.10.06
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フクロモモンガの骨代謝障害
フクロモモンガは餌に対する選り好みが強い動物です。 基本は雑食性の有袋類です。 犬に対するドッグフードの様に栄養学的に研究され、それだけ与えておけば後は必要ありませんというモモンガフードは、今のところありません。 一般に […]
2013.10.03
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リチャードソンジリスの扁平上皮癌
リチャードソンジリスを初めとして、オグロプレーリードッグもそうですが、顔面から口腔内の腫瘍の発生率が高いです。 今回、ご紹介しますのはリチャードソンジリスのジル君(雄、3歳)です。 左の口吻部に腫瘤ができて、大きくなって […]
2013.10.01