この子は誰?(part8)
この子は誰?シリーズも第8弾となります。
先日、生後まだ10日ほどの赤ちゃんが健診に来ました。
さて、どんな動物の赤ちゃんか、お分かりになりますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
答えはデグーマウスです。
このデグーマウス、当院ではハムスター同様、切歯のチェックや検便などの定期検診に来院されることの多い小型齧歯類です。
過去のブログにもデグーマウスについては、その詳細を記していますので宜しかったら読んでくださいね。
「アンデスの歌うネズミ」との異名を持つデグーですが、色んな声色を使って感情を表現し、仲間とコミュニケーションを取ります。
非常に知性的な齧歯類でもあり、学習能力は他の齧歯類と比較しても抜きんでています。
デグーの雌は生後6か月で性的成熟を迎えます。
自然環境下でなく、飼育下では発情期は特にありません。
そのため年に3~4回の出産をする個体もいるそうです。
妊娠期間は約90日。
一般的には1度に3~6匹くらいを生みます。
今回のデグーは赤ちゃん1匹の出産です。
母デグーもしっかりお母さんしています。
出産後1か月は赤ちゃんは母乳で育ちます。
赤ちゃんの完全離乳まで2~3か月を要します。
そのため、暫くは赤ちゃんデグーは母デグーと密着した生活を送ります。
下写真は母デグーと赤ちゃんデグーのツーショットです。
しっかり、大きく育ってくださいね!