-
チンチラの腸管吻合(自咬による腸管脱出)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、自咬症により腸が脱出し腸損傷を招いたチンチラの症例です。 犬猫同様、腸が損傷・壊死を起こした場合、患部を切除後、腸管を吻合する必要があります。 チンチラは体重が雄で60 […]
2023.11.05
-
チンチラの腸重積(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介しますのはチンチラの腸重積の症例です。 チンチラの場合、下痢や便秘によるしぶり(いきみ)が原因で腸重積や直腸脱が発症します。 腸重積とは、腸管の一部が連続する腸管の肛門側に引き込 […]
2023.11.04
-
チンチラの腸重積(その1)
チンチラは齧歯目に属しており、アンデス山系の3000m以上の高山に生息する完全草食獣です。 その寿命は15~20年と言われており、犬猫の寿命と変わらない点が特徴です。 ウサギ同様、後腸発酵を行い胃から大腸まで2.5mから […]
2023.11.03
-
フェレットの直腸脱(後編 ぺんね君救済計画)
こんにちは 院長の伊藤です。 先回、フェレットの直腸脱(前編 ぺんね君の受難)をブログに載せました。 今回はその続きで、ぺんね君の直腸脱を手術で治す内容となります。 フェレットのぺんね君(去勢済、2歳8か月)は直腸脱にな […]
2023.10.09
-
フェレットの直腸脱(前篇 ぺんね君の受難)
こんにちは 院長の伊藤です。 お腹に力を込めて踏ん張ったりするとお尻から直腸が飛び出してしまうことを直腸脱と言います。 直腸脱の状態はイメージするだけでも痛そうです。 臨床の現場では、特にエキゾチックアニマルにおいては哺 […]
2023.10.08
-
ヘビの顎口虫感染
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ヘビの寄生虫感染の1例です。 寄生虫の中で線虫類に分類される寄生虫のひとつに顎口虫(がっこうちゅう)があります。 生態系において寄生虫は各種生活環を形成します。 顎口虫 […]
2023.09.18
-
猫の恥骨前尿道造瘻術(尿路変更術)
こんにちは 院長の伊藤です。 先日、猫の下部尿路疾患(終章 排尿復旧)を載せました。 この手術法について、詳しく知りたいとの読者の方からお声があり、以前の掲載記事を再度載せます。 尿石症を背景に排尿障害で苦しんでいる猫は […]
2023.08.24
-
猫の下部尿路疾患(終章 排尿復旧)
こんちは 院長の伊藤です。 先回まで猫のデュオ君の排尿障害から恥骨前尿道造婁術の実施までを報告しました。 その詳細については、猫の下部尿路疾患(序章 排尿障害)と猫の下部尿路疾患(本編 恥骨前尿道造婁術)の2篇に分けて載 […]
2023.08.23
-
猫の下部尿路疾患(本篇 恥骨前尿道造瘻術)
こんにちは 院長の伊藤です。 先回、猫のデュオ君がストラバイト尿石症により排尿障害に至った話(猫の下部尿路疾患 序章 排尿障害)を載せました。 今回はその続きとなります。 排尿障害から急性腎不全になってしまったデュオ君を […]
2023.08.22
-
猫の下部尿路疾患(序章 排尿障害)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、猫の下部尿路疾患(FLUTD)です。 FLUTDは頻尿、血尿、排尿困難、不適切な排尿、部分的または完全な尿道閉塞といった臨床徴候が一つ以上認められる疾患を指します。 ア […]
2023.08.21
-
猫の会陰部尿道瘻形成術
こんにちは 院長の伊藤です! 猫は排尿障害を起こすことが多い動物です。 以前にもご紹介した尿石症などはその代表です。 興味のある方はこちらを参照下さい。 完全に排尿できなくなると猫は48時間以内に尿毒症に陥ります。 その […]
2023.08.19
-
チンチラの陥頓包茎(ファー・リング/Fur ring)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、チンチラのペニスが包皮から飛び出て戻らなくなる症状(陥頓包茎)とその原因となる輪状の被毛(ファー・リング)についての考察です。 チンチラのチロ君(雄、3歳10か月齢、体 […]
2023.08.14
-
ヨツユビハリネズミの膣部肉腫
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ヨツユビハリネズミの肉腫です。 ヨツユビハリネズミは腫瘍の多い動物種のひとつです。 肉腫とは、体表部に出来る間葉系腫瘍で、悪性の腫瘍です。 外科的に完全摘出できるのが理 […]
2023.08.12
-
ヨツユビハリネズミの卵巣腫瘍(顆粒膜細胞腫)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ハリネズミの卵巣腫瘍です。 これまでにもハリネズミの産科系疾患を多く報告させて頂きました。 私自身の経験では、圧倒的に子宮角や子宮頚部の腫瘍が多いのですが、卵巣にも腫瘍 […]
2023.08.08
-
犬の会陰ヘルニア(その3 結腸固定法と仙結節靭帯を用いた整復法)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介しますのは会陰ヘルニアの1症例です。 会陰ヘルニアは中高年の雄犬に良く見られる疾病です。 以前にもこの会陰ヘルニアについて、手術法の紹介もかねてコメントさせて頂きました。 その詳 […]
2023.08.02
-
犬の会陰ヘルニア(その2 内閉鎖筋を用いた整復術)
会陰へルニアについて以前、コメントしました。 ヘルニアの整復にシリコンプレートを使用した例でしたが、今回は生体内組織(筋肉)を利用したケースをご紹介します。 マルチーズのチーズ君(未去勢、8歳)は排便時のいきみが気になり […]
2023.08.01
-
アーカイブシリーズ 犬の会陰ヘルニア(その1 前立腺脱出)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日は久しぶりの犬の疾病紹介です。 犬の世界も高齢化が進んでおり、若い時期に去勢していなかった高齢犬が発症しやすい疾病です。 2012年4月に当院HPに掲載した記事です。 会陰ヘルニアについ […]
2023.07.31
-
アーカイブシリーズ ヨツユビハリネズミの子宮内膜間質結節
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介しますのはヨツユビハリネズミの子宮内膜間質結節の症例です。 ハリネズミは子宮内膜炎、子宮内膜ポリープ、子宮内膜間質肉腫など子宮疾患が非常に多い動物種です。 そんな中で子宮頚部に非 […]
2023.07.29
-
チンチラの骨肉腫
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、チンチラの骨肉腫です。 骨肉腫とは、組織学的に腫瘍性の類骨・骨を形成する悪性腫瘍と定義されます。 特に原発性悪性骨腫瘍の中では最も発生頻度が高い腫瘍です。 チンチラの陽 […]
2023.07.26
-
アーカイブシリーズ ヨツユビハリネズミの平滑筋肉腫(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日もヨツユビハリネズミの産科疾患、平滑筋肉腫について当院HPよりアーカイブシリーズとしてご紹介します。 当院HP 2019年6月19日の掲載記事です。 宜しかったらご覧下さい。 こんにちは […]
2023.07.22