-
猫の下部尿路疾患(序章 排尿障害)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、猫の下部尿路疾患(FLUTD)です。 FLUTDは頻尿、血尿、排尿困難、不適切な排尿、部分的または完全な尿道閉塞といった臨床徴候が一つ以上認められる疾患を指します。 ア […]
2018.09.27
-
犬の子宮蓄膿症(その3)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、犬の子宮蓄膿症です。 避妊手術していない高齢犬では、この子宮蓄膿症の罹患率は高いです。 子宮内に膿が貯留することで、細菌の産生する毒素が血流を介して全身に回り、最悪死亡 […]
2018.09.20
-
鳶の多骨性過骨症及び変形性関節症
こんにちは 院長の伊藤です。 本日は鳶(とび)の話です。 鳶とはタカ目タカ科に属する猛禽類の一種です。 上昇気流に乗って、輪を描きながら上空へ舞い上がることで知られています。 鳥は、発情の関連でホルモン分泌のバランスが崩 […]
2018.09.11
-
ハリネズミの肝臓腫瘍
こんにちは 院長の伊藤です。 ヨツユビハリネズミは腫瘍の多い動物種です。 今回は、肝臓の腫瘍について述べたいと思います。 ヨツユビハリネズミの小春ちゃん(雌、1歳5か月齢、体重440g)は元気食欲がなく、お腹が張って来た […]
2018.09.04
-
ウサギの肺腺癌(子宮腺癌からの転移)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ウサギの肺腺癌です。 犬猫もそうですが肺の腫瘍は、治療は極めて困難を極めます。 以前もウサギの肺腫瘍という表題で記事を書いております。 ウサギでは珍しい原発巣としての肺 […]
2018.08.19
-
ハリネズミの扁平上皮癌
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ハリネズミの扁平上皮癌です。 ハリネズミは口腔内腫瘍の発生率が非常に高い動物です。 口腔内腫瘍は扁平上皮癌が経験的に最も多いと思いますが、他に悪性黒色腫、扁平上皮乳頭腫 […]
2018.08.16
-
犬の肛門周囲腺腫
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、犬の肛門の腫瘍である肛門周囲腺腫です。 犬の皮膚・皮下組織に発生する腫瘍は、全腫瘍の3分の1を占めるとされます。 その中でも肛門周囲腺腫は肥満細胞腫について2番目に発生 […]
2018.08.10
-
イエアメガエルの皮膚欠損
こんにちは 院長の伊藤です。 本日はカエルの皮膚疾患をご紹介します。 両生類における皮膚は非常に重要な働きをしています。 カエルの皮膚は柔軟性があり、湿潤な状態を保っています。 皮膚自体は非常に薄く、皮膚を通して水分吸収 […]
2018.08.02
-
ハリネズミの卵巣腫瘍(性索・間質性腫瘍)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ハリネズミの卵巣腫瘍です。 今年の5月、6月はハリネズミの腫瘍摘出手術(特に子宮腫瘍)が集中してありました。 連日のようにハリネズミの開腹手術となりました。 ハリネズミ […]
2018.07.23
-
フェレットの異物誤飲(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 蒸し暑い日が続いてますが、皆様のペット達はいかがお過ごしでしょうか? この1~2週間は熱中症の患者様の来院が増えています。 今の時期、涼しい環境で飼育することを念頭に置いて下さい。 さて、本 […]
2018.07.12
-
ウサギの子宮腺癌(その7)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのはウサギの子宮腺癌です。 これまでにも多くの子宮腺癌の症例をご紹介させて頂きました。 これも、避妊手術を早期に実施することで回避することのできる疾病であることを、なるべく多 […]
2018.07.04
-
もねペットクリニック 獣医師募集のお知らせ
こんにちは 院長の伊藤です。 いつも疾病の紹介をしておりますが、本日は獣医師募集のお知らせです。 当院の特徴は、犬猫の診療を基本として、エキゾチックアニマルの診療に力を入れています。 特に私のテーマとして、エキゾッチック […]
2018.06.14
-
サバンナモニターの舌損傷とヤコブソン器官
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは爬虫類の舌損傷です。 一般に哺乳類においては舌は味覚を担当しています。 案外知られていないのが、爬虫類においては舌が嗅覚に関与しているという点です。 サバンナモニターのカ […]
2018.06.07
-
ジャンガリアンハムスターの頬袋脱出(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 蒸し暑い日が続いてますが、これから熱中症のペットが来院する時期となります。 ペットの飼育環境を改めて見直し、高温多湿な環境を改善して頂くことで熱中症対策して下さい。 さて、本日ご紹介しますの […]
2018.05.30
-
チンチラの起源の特定できない悪性腫瘍
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、腫瘍の中でも種類の分類分け出来ない低分化度の悪性腫瘍のお話です。 チンチラのぽん汰君(15歳6か月、雄)は肘に腫瘤が出来たとのことで来院されました。 チンチラで15歳6 […]
2018.05.24
-
ヨツユビハリネズミの肥満細胞腫(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ヨツユビハリネズミの肥満細胞腫です。 この肥満細胞腫は以前にもご報告させて頂きました(頭部に生じた皮膚型肥満細胞腫)。 詳細について興味のある方はこちらをクリックして下 […]
2018.05.11
-
犬のライディッヒ細胞腫
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介するのは犬の精巣腫瘍です。 精巣腫瘍については以前、犬のセルトリ細胞腫とウサギのライディッヒ細胞腫 についてコメントさせて頂きました。 その詳細について、興味のある方は上記下線をク […]
2018.04.26
-
モルモットの口腔内膿瘍(臼歯過長による)
こんにちは 院長の伊藤です。 年間を通してこの4月、5月はフィラリア予防、狂犬病ワクチン接種などのイベントで我々は忙殺されます。 何とか、本日ブログを更新する時間が出来ました。 モルモットは、テンジクネズミ科の齧歯類で千 […]
2018.04.19
-
ラットの線維腫
こんにちは 院長の伊藤です。 4月を迎えて、当院もフィラリア予防、狂犬病ワクチンの接種や春の健康診断などのイベントがあり、飼主様の受診までの待ち時間が長くなり、ご迷惑をおかけしております。 さて、本日ご紹介しますのはラッ […]
2018.04.06
-
スッポンモドキの皮膚病
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、スッポンモドキの皮膚病です。 そもそもスッポンモドキとはどんな生物なのか?というところから説明します。 スッポンと名のつくことからカメであることは明らかです。 しかしな […]
2018.03.22