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チンチラの脊椎障害(だいず君の危機!後編)
先日、チンチラのだいず君(1歳、雄)の脊椎障害の件(前篇)を報告させて頂きました。 突然、起立不能になっただいず君ですが、食欲もなくなり強制給餌で何とかしのぐ状況が続きます。 加えて、直腸脱を発症してしまいます。 直腸脱 […]
2013.11.26
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ウズラの卵塞(卵詰まり・Egg binding)
鳥類の雌における繁殖関連疾患に中で、取り分け多いのが卵塞で、卵詰まりとも卵秘とも呼びます。 卵塞は、卵が一定の時間を経過しても膣部や子宮部から産出されない状態を指します。 一般的な鳥では、排卵後24時間以内に産卵が行われ […]
2013.11.25
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チンチラの脊椎障害(だいず君の危機!前篇)
チンチラは非常に繊細な齧歯類です。 上手に飼育されると平均寿命は10年。 記録によると18~20年という長寿の個体もいるそうです。 今回、ご紹介させて頂きますのはチンチラのだいず君(1歳、雄)です。 突然起立不能に陥り、 […]
2013.11.24
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ヒョウモントカゲモドキの慢性皮下膿瘍
爬虫類は前方に歩く時は、頭部がまず真っ先に障害物にぶつかって、それから進路を決めて行きます。 つまり鼻先から眼球周辺にかけて外傷(特に擦過傷)を受ける個体は、意外に多いです。 今回ご紹介させて頂くのは、ヒョウモントカゲモ […]
2013.11.20
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犬の異物誤飲(その10 魚骨)
犬の異物誤飲シリーズも10症例目になります。 毎回、腹部切開して異物を摘出する場面を展開して参りましたが、今回はちょっと違います。 きららちゃん(6歳、避妊済)は、3日前から体が熱っぽいことと、声がかすれた感じがするとの […]
2013.11.19
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ウサギの感電(家電のケーブルにはご注意を!)
ウサギは何でも齧ります。 ウサギの歯は、常生歯という持続的に伸び続ける形態である以上、絶えず硬いものを齧って歯を摩耗させていかないと過長歯となります。 過長した歯棘が口腔内に傷害を与え、最終的に食欲減退に至ります。 齧り […]
2013.11.18
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猫の扁平上皮癌(ナナちゃんに捧ぐ)
ヒトの腫瘍の闘病と同様、腫瘍に罹患した動物の闘病も辛く大変です。 飼い主様と動物、そして我々病院スタッフとの2人3脚で治療を進めていきます。 寛解といって、腫瘍を殺して治癒できれば良いのですが、人医同様、獣医の世界もまだ […]
2013.11.17
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犬の陥頓包茎
雄の犬でペニスが飛び出して戻らなくなってしまった!と来院されるケースがあります。 このペニスが戻らない状態とは何かと申しますと、包皮腔から突出した陰茎亀頭部が何らかの原因で包皮腔内へ戻れなくなっている状態を指します。 こ […]
2013.11.16
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モルモットの皮下膿瘍
モルモットは人工的飼育環境下では、外傷を受ける機会が多いです。 例えば、牧草(チモシー)を床材として敷いていて、その先端部が皮膚を傷つけたり、角膜を損傷したりすることがあります。 ウサギをはじめとして、モルモットやプレリ […]
2013.11.15
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カエルの腹水症(その2)
カエルの腹水症について先回、コメントさせて頂きました。 先回はイエアメガエルで非常に体格の立派なカエルの腹水症でした。 その詳細に興味のある方はこちらをクリックして下さい。 今回、ご紹介しますのはアオガエルのありすちゃん […]
2013.11.13
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きのこのつぼ?!(猫の壺形吸虫感染)
最近、仔猫を拾われて健診のため来院される飼主様が多いです。 野良の生活を経験している仔猫たちは、色んな物を摂食します。 その結果、寄生虫感染している個体も多いです。 ミックス猫のきのこちゃん(体重1.1kg、約2か月齢、 […]
2013.11.10
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ウサギの代謝性骨疾患(食餌にはくれぐれもご注意を!)
食餌から摂取する栄養分で体は作られています。 バランスの崩れた食餌をペットに与えることは、結果として大切なペットを病気にしてしまう事です。 以前から、食餌に含まれるカルシウムが欠乏することで起こる代謝性骨疾患についてはコ […]
2013.11.08
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トイプードルの橈尺骨骨折(その2)
トイ種の前腕部骨折(橈尺骨骨折)は日常的に起こりがちな骨折です。 以前、トイプードルの橈尺骨骨折を載せました。 その後も、橈尺骨骨折は途切れることなく起こっています。 手術手技の難しさもあり、受傷年齢が若いこともあり、ま […]
2013.11.06
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ハリネズミの脱髄性麻痺(ふらつき症候群)
今回ご紹介するのは、ハリネズミの疾病の中で神経系の致死率が高いとされているものです。 脱髄性麻痺(Wobby Hedgehog Syndrome)、別名ハリネズミのふらつき症候群です。 この疾病の症状は、最初に後肢に不全 […]
2013.11.02
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ヒョウモントカゲモドキの代謝性骨疾患(強直性痙攣伴う)
哺乳類、爬虫類、両生類、鳥類にわたって幼体時にカルシウムが十分に摂取されないと発症する疾患に代謝性骨疾患(MBD)があります。 以前にも当院HPに、各種動物種の代謝性骨疾患についてコメントさせて頂きました。 ご関心のある […]
2013.10.31
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フクロモモンガの白内障
犬猫同様、フクロモモンガも白内障を発症します。 外見的には眼球の水晶体に当たる部分が白濁し始めます。 フクロモモンガは採食したり、滑空したり、活動の殆どを視覚に頼って生きています。 白内障もステージが進んできますと失明に […]
2013.10.29
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フクロモモンガの自傷行為(その2)
フクロモモンガは愛情欲求の強い動物です。 特に単独飼育の場合、飼い主様とのスキンシップを絶えず要求します。 幼体の頃から飼育するケースであれば、まめにスキンシップをとることで、飼主様にも早くから慣れてくれることと思います […]
2013.10.27
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プレリードッグの真菌症
季節も秋となり、明け方は肌寒くなりましたね。 こんな季節の変わり目は体調を崩される動物が多いです。 免疫力も低下しますので、病原体による感染症にも要注意です。 今回、ご紹介しますのはプレリードッグの真菌症です。 プレーリ […]
2013.10.25
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ウサギの精巣腫瘍(その2)
ウサギの精巣腫瘍については、以前コメントさせて頂きました。 興味のある方はこちらをクリックして下さい。 ウサギの精巣腫瘍はセルトリ細胞腫、精上皮腫(セミノーマ)、間細胞腫(ライディッヒ細胞腫)と3つの分類されます。 セル […]
2013.10.23
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パンサーカメレオンの口腔内膿瘍
爬虫類は生餌を給餌する上で、活動的な生餌であれば口腔内で暴れたりして受傷するケースが多いです。 これを一般にマウスロットと呼びます。 ただカメレオンも個体のキャラクターによっては、攻撃的な個体では他のカメレオンと激しい喧 […]
2013.10.21