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ウサギの毛芽腫(その2)
ウサギの毛芽腫は発生頻度も高く、短期間で大きくなる傾向のある腫瘍です。 以前、この毛芽腫については詳細をコメントしましたので、興味のある方はこちらをクリックして下さい。 毛芽腫は皮膚の色んな箇所に発生します。 しかも周囲 […]
2013.10.21
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ヘビの臭腺
臨床獣医師が日常的に処置する行為に肛門嚢しぼりがあります。 これは、犬を飼われている方ならご存知の肛門嚢(臭腺)を指で圧迫して、肛門嚢内に貯留した分泌液を出す行為です。 この分泌液は独特の匂いがありますが、好きな方はまず […]
2013.10.20
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ジャクソンカメレオンの手根関節炎
多くのカメレオンは樹上生活をします。 飼育ケージ内の木の上につかまって、一日の大部分を過ごすわけです。 当然、全体重を支える関節部には荷重があり、関節部が何らかの原因で炎症を起こしますと樹上生活が不可能となります。 つま […]
2013.10.18
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ボタンインコの卵塞症(Egg binding)
小型愛玩鳥の卵塞症、いわゆる卵つまりは日常的に遭遇します。 初産での発生率が高いこと、産卵を集中して行う個体ほど発生するとされています。 殻付餌を中心とした給餌スタイルで、ビタミン・ミネラルを与えられず、日光浴もしていな […]
2013.10.16
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ハムスターの尿石症(ストルバイト尿石)
犬猫では尿石症は一般に認められる疾病の一つです。 その診断・治療法も確立されており、療法食は各社から多数販売されています。 その一方で、エキゾッチクアニマルの尿石症は疾病として存在しているのですが、特に治療法については療 […]
2013.10.15
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ポメラニアンの橈骨遠位端骨折の外副子固定について
本日のテーマは前腕骨の橈骨が骨折した場合、スプリントと言われる外副子で骨折をしっかり治癒させることが出来るかというものです。 患者様は隣のペットショップのポメラニアン君です。 成体販売の仔犬なのでまだ名前はありません。 […]
2013.10.12
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犬の肛門嚢破裂(肛門嚢炎)
犬の肛門を正面にとらえて時計方向で、4時と8時方向に肛門嚢という袋が存在します。 この部位は肛門腺、臭腺などと呼ばれています。 肛門腺は分泌液を分泌します。 この分泌液はかなり匂いがきつく、ジュータンや畳にこの分泌液をこ […]
2013.10.10
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ウサギの脊椎損傷
ウサギの脊椎損傷は、犬猫同様に後躯不全麻痺に始まり、排尿排便障害を呈します。 損傷の程度によっては呼吸不全を起こしたり、疼痛のストレスで突然死に至る場合もあります。 脊椎骨折や脱臼があれば、脊柱の外科的固定が必要となりま […]
2013.10.08
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フトアゴヒゲトカゲの肺炎
フトアゴヒゲトカゲは10年くらい前と比べて、ペットとしてメジャー化したと感じます。 当院では、リクガメ以上にカメレオンやフトアゴヒゲトカゲの来院率が高いです。 このフトアゴヒゲトカゲの疾患の中でも、最近は呼吸不全で来院す […]
2013.10.07
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ジャンガリアンハムスターの線維肉腫
ジャンガリアンハムスターの皮下腫瘍をご紹介します。 ジャンガリアンハムスターの腫瘍は色んなタイプが認められます。 腫瘍の外貌から、自分のハムスターはこの症例に近いなとか、ある程度の参考になればと考え、掲載していこうと思い […]
2013.10.06
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フクロモモンガの骨代謝障害
フクロモモンガは餌に対する選り好みが強い動物です。 基本は雑食性の有袋類です。 犬に対するドッグフードの様に栄養学的に研究され、それだけ与えておけば後は必要ありませんというモモンガフードは、今のところありません。 一般に […]
2013.10.03
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リチャードソンジリスの扁平上皮癌
リチャードソンジリスを初めとして、オグロプレーリードッグもそうですが、顔面から口腔内の腫瘍の発生率が高いです。 今回、ご紹介しますのはリチャードソンジリスのジル君(雄、3歳)です。 左の口吻部に腫瘤ができて、大きくなって […]
2013.10.01
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文鳥の脛骨骨折
鳥の骨折は、その骨折パターンが品種ごとに様々です。 先日はサザナミインコの骨折についてコメントさせて頂きました。 今回は、文鳥のハクちゃん(恐らく雌、6か月齢)が立てなくなったとのことで来院されました。 歩行を確認します […]
2013.09.29
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プレーリードッグの炎症性肉芽腫
プレーリードッグは、当院では10年前まで、フェレットに並んで来院数の多かったリス科の動物です。 検疫上の問題、歯芽腫(オドントーマ)の問題などで減少を続け、現在国内では希少種とされています。 今回は、当院のプレーリードッ […]
2013.09.28
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ギリシャリクガメのヘミペニス損傷
以前、爬虫類のペニスについてコメントさせて頂いたことがあります。 ゼニガメとカメレオンとヘビのペニスについてです。(その詳細は左の下線部をクリックしてみて下さい!) 爬虫類のペニスは生殖機能のために存在します。 そしてこ […]
2013.09.25
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フクロモモンガの自傷行為(その1)
フクロモモンガはストレスに対して敏感に反応します。 ストレスとは飼育環境(温度・湿度、ケージの大きさ、餌の内容、他のモモンガとの干渉等)によって、心身に及ぼす負担を今回は指していいます。 ストレスの発散を、イヌのようにカ […]
2013.09.23
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ウサギ消化器症候群(RGIS)
ウサギの食欲不振は突発的に発症することが多いです。 ウサギの食欲不振の原因は、その大部分が歯科疾患か消化器疾患によるものです。 口腔内検査で切歯や臼歯の伸びすぎが認められなければ、次に消化管の評価をします。 今回、ご紹介 […]
2013.09.20
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オカメインコの翼の骨折(橈・尺骨の若木骨折)
鳥にとって翼は肢の骨同様、重要な器官です。 骨折の発生部位としては、肢に次いで多いのが翼です。 飼育ケージの中で生活している分には問題はないのですが、部屋の中で放鳥した場合、翼を傷つけることがあります。 本日ご紹介するの […]
2013.09.16
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犬の子宮蓄膿症(その2)
避妊手術をしていない雌犬が7,8歳以上のシニア世代になると、罹患しやすい疾病に子宮蓄膿症があります。 この疾病については、以前犬の子宮蓄膿症でコメントさせて頂きました。 その後も、頻繁に子宮蓄膿症の手術をしておりますが、 […]
2013.09.15
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モルモットの臼歯過長症
モルモットは英名Guinia pigと呼ばれています。 なぜ、pig=豚と名付けられているのか? それは、モルモットが色んな声色を使って、他の個体とコミュニケーションをとります。 その声色の中に豚の声に似ている音があって […]
2013.09.08