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デグーマウスの陥頓包茎(かんとんほうけい)
陥頓包茎(かんとんほうけい)とは、包皮腔から突出した陰茎亀頭部が包皮腔内へ戻れなくなった状態をさしていいます。 包皮口の皮膚やその周辺の被毛陰茎に付着して、巻き込まれた皮膚による圧迫で、陰茎の血液循環が障害を受けます。 […]
2012.05.25
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フェレットのミミヒゼンダニ症
フェレットの0歳児に多く見られるのが、ミミヒゼンダニの感染症です。 耳の中を覗くと耳垢でギッシリというケースも多いです。 よくよく検耳鏡で注意してみていますと耳垢の表面にダニがゾロゾロうごめくのが見られたりします。 今回 […]
2012.05.24
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ようこそ金環日食!
本日5月21日、金環日食を見るため皆様は早起きされたのでしょうか? かく言う私も、昨晩あたりまではそれほど気にならなかったのですが、今朝起きてみてこのまま見過ごすのは今生のみならず、来世でも後悔するかも?等と思い立ち、三 […]
2012.05.21
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犬の精巣腫瘍(性腺芽腫)
精巣腫瘍は高齢犬で発生が高く、特に停留精巣では陰嚢内精巣の10倍以上発生率が高いそうです。 今回、ご紹介するのは11歳のシェルティのローリー君です。 数か月くらいの間で急に左側の精巣が大きくなり始め来院されました。 1歳 […]
2012.05.16
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フクロモモンガの断脚手術
フクロモモンガの来院率は、当院では比較的高く、その内訳は自咬症、原虫感染症、爪切りが上位3位を占めます。 機会があるたびに私はフクロモモンガは、デリケートで自咬に至る傾向があることを強調してます。 フクロモモンガはペット […]
2012.05.06
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猫の難治性口内炎
今回は猫の難治性口内炎をご紹介します。 一般に中高年以降の猫に難治性口内炎は発症します。 その原因については、色々説があり現時点では、不明とされています。 しかし、以下の要因が複合的に絡み合って発症するようです。 1:口 […]
2012.05.05
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犬の耳血腫
耳血腫とは耳介部に血液が貯留して腫脹する疾患を指します。 耳介内部で出血が生じる何らかの原因があり、この疾患は起こります。 例えば、外耳炎やミミヒゼンダニの感染があって頭を振ったり、足で耳を搔きむしったりしての物理的外力 […]
2012.05.01
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デグーマウスの白内障
デグーマウスは以前から人気がある小型げっ歯類です。 彼らの特徴は非常に聡明で社会的な行動を取る点にあります。 鳴き声をうまく使い分けて仲間とコミュニケーションを取ります。 棒などの道具を使って餌を引き寄せるといった行動も […]
2012.04.26
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ウサギのソアホック(足底皮膚炎)
ウサギには犬猫のように足の裏に肉球がありません。 足裏の被毛がクッションの代わりを果たしています。 加えて、多くの哺乳類と異なって足首の関節から下を床面に着けて全体重を支えるという特徴があります。 通常、野生のウサギは地 […]
2012.04.23
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犬ワクチンの副作用
この文章をお読みの皆様は、定期的なワクチン接種を愛犬に受けさせていることと思います。 一般的には犬のワクチン接種には、狂犬病ワクチンとジステンパー・パルボ等の混合ワクチンがあります。 狂犬病予防法に準じて犬の飼育者には年 […]
2012.04.21
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犬の真性半陰陽
今回、ご紹介させていただきますのは真性半陰陽という珍しい症例です。 先日、スタッフブログ患者様ご紹介のコーナーで登場していただきましたスズちゃん(パグ、6歳)です。 卵巣の先天異常の一つに真性半陰陽があります。 これは、 […]
2012.04.18
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ドラゴンボールヒーローズとは?
昨日のことになりますが、私が早朝、病院に出勤したところ、一般の人々が長蛇の列をなしていました。 ついに当院も、メジャーデビューしたかと思いました。 しかし、いかに多忙な春の診療とはいえ、こんなに患者は一堂に集まらないだろ […]
2012.04.16
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ウサギのツメダニ感染症
ツメダニ(Cheyletiella spp. ) の寄生性皮膚疾患をご紹介します。 このツメダニはウサギのみならず、犬猫にも寄生します。 特にツメダニは表皮の角質層に寄生し、ライフサイクルは35日間です。 約1か月強で次 […]
2012.04.14
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ハムスターの頬袋脱出
ハムスターは頬袋を持っており、この頬袋に食料を入れて巣に運び貯蔵するという習性を持っています。 この袋は伸展性に富んでおり、食料を詰め込むと肩甲骨に達するところまで伸びることもあります。 単独生活をするゴールデンハムスタ […]
2012.04.11
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May Storm
本日、中部圏は春の嵐で朝から激しい風に吹かれています。 当院も外に出ると吹き飛ばされそうな風雨です。 4月に入り、狂犬病ワクチン接種・フィラリア抗原検査等など忙しくなるかなという雰囲気でしたが、病院も暇な午後、院長ブログ […]
2012.04.03
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ウサギの子宮腺癌
ウサギは繁殖力に特化した動物です。 これは当院のホームページのウサギの疾病に載せたとおりです。 そして多くの避妊していないウサギは平均4歳以降に子宮疾患を起こします。 その理由は、発情期が極めて長いため子宮が長期間にわた […]
2012.04.03
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犬の会陰ヘルニア(前立腺脱出)
当院のホームページの去勢・避妊の項目で軽く会陰ヘルニアについてコメントしましたが、今回この会陰ヘルニアについて詳細を載せたいと思います。 去勢をせずにシニア世代を迎える雄犬は、会陰ヘルニアをよく発症します。 骨盤隔膜とい […]
2012.04.02
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犬の肛門嚢摘出手術
以前、犬の肛門嚢炎を犬の疾病に載せたことがありました。 一度、肛門嚢炎を起こしますとお尻の皮膚が破裂して臭腺の臭い分泌液が漏出してきます。 その詳細は犬の肛門嚢炎をご覧ください。 肛門嚢炎・肛門嚢破裂は、患部の洗浄や抗生 […]
2012.03.24
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アルダブラゾウガメとジアルジア感染症
アルダブラゾウガメのクロちゃんが下痢が続くとのことで来院されました。 このアルダブラゾウガメ、舌を噛みそうな名前ですが、セーシェル諸島(アルダブラ岩礁)に分布するゾウガメです。 世界最大とされるガラパゴスリクガメに次いで […]
2012.03.20
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ヒョウモントカゲモドキの胃内出血
最近、若い女性に人気のある爬虫類にヒョモントカゲモドキがいます。 当院にもこのヒョウモントカゲモドキが来院されることが増えています。 成体になりますと20~25cmの全長になり、地上性ヤモリの中では大型腫です。 今回、ご […]
2012.03.20