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バーニーズマウンテンドッグのハイグローマ
こんにちは 院長の伊藤です。 若い大型犬種によく見られるのが、今回ご紹介するハイグローマ(滑液嚢腫、肘腫)です。 バーニーズマウンテンンドッグの小雪ちゃんはもうすぐ7か月齢になる女の子です。 性格も非常におとなしく優等生 […]
2024.07.07
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犬の会陰ヘルニア(結腸固定法と仙結節靭帯を用いた整復法)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介しますのは会陰ヘルニアの1症例です。 会陰ヘルニアは中高年の雄犬に良く見られる疾病です。 以前にもこの会陰ヘルニアについて、手術法の紹介もかねてコメントさせて頂きました。 その詳 […]
2024.07.06
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会陰へルニア(内閉鎖筋を利用した整復例)
こんにちは 院長の伊藤です。 以前、会陰ヘルニアについてコメントしました。 それはヘルニアの整復にシリコンプレートを使用した例でしたが、今回は生体内組織(筋肉)を利用したケースをご紹介します。 会陰ヘルニアの手術の術式は […]
2024.07.05
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レミングの耳垢腺癌(集団自殺説を含む)
こんにちは 院長の伊藤です。 レミングという動物をご存知でしょうか? レミングはカナダ北部や北欧のツンドラ地方に棲息する小型齧歯類です。 体長は7~15㎝で体重は30~112gと報告されています。 冬眠はせず、越冬します […]
2024.07.03
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ミーアキャットの皮膚外傷
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ミーアキャットの皮膚外傷で外科的に縫合した後、肉芽形成を促し完治した症例です。 ミーアキャットは、哺乳綱食肉目マングース科スリカータ属に分類される食肉類であり、アフリカ […]
2024.07.01
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オカメインコの卵管蓄卵材症
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、オカメインコの卵管蓄卵材症という舌を咬みそうな症状です。 もとより、鳥は排卵して卵管を卵が下りていく間に卵白や卵殻が形成され、産卵に至るというプロセスがあります。 卵が […]
2024.06.30
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セキセイインコの卵塞(全身麻酔下による解除)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、セキセイインコの卵塞(卵づまり)です。 小型愛玩鳥において卵づまりは、日常的に多く遭遇する疾病です。 セキセイインコのそらちゃん(5歳9か月齢、雌)は3週間ほど前から腹 […]
2024.06.29
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エリマキトカゲについて
こんにちは 院長の伊藤です。 本日は、いつものように動物の疾病ではなく、珍しい動物の紹介をさせて頂きます。 皆さんはエリマキトカゲはご存知でしょうか? 日本がこれからバブル経済に入って行こうとする1984年、某自動車メー […]
2024.06.28
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リチャードソンジリスのアポクリン腺癌
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、リチャードソンジリスの皮膚腫瘍です。 体表部の汗腺が腫瘍化して発生するものにアポクリン腺の腫瘍があります。 アポクリン腺の腫瘍には良性のアポクリン腺腫と悪性のアポクリン […]
2024.06.26
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ジリスの大腿骨骨折整復手術
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介するのはジリスの大腿骨骨折手術です。 感染症法第8章(感染症の病原体を媒介するおそれのある動物の輸入に関する措置)第54条に基づき、2003年からプレーリードッグの輸入が禁止にな […]
2024.06.25
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オカメインコの下嘴再建術
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、オカメインコの下嘴再建術です。 愛玩鳥は何らかの原因で嘴が破損して、採食不能になる場合があります。 鳥にとって、一日でも採食できなければ直接死につながります。 必然的に […]
2024.06.24
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セキセイインコの尾脂腺炎
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介しますのはセキセイインコの尾脂腺が炎症を起こした症例です。 鳥類には尾脂腺という分泌腺があります。 尾脂腺からの分泌液で羽に撥水性を与えているとの説がありますが、実のところ尾脂腺 […]
2024.06.23
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ハリネズミの乳腺癌
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介しますのは乳腺腫瘍です。 犬猫の乳腺腫瘍の外科的摘出は当院のホームページを参照して頂きたいのですが、ハリネズミのそれにあっては体の面積と比較して乳腺が大きいため摘出が比較的苦労す […]
2024.06.22
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フェレットの肛門脱
こんにちは 院長の伊藤です。 肛門脱は、腹圧をかけて頻回の排便・排尿困難行動の怒責の結果として発症します。 その怒責の原因として、重度の下痢・前立腺肥大・前立腺炎・膀胱炎などが挙げられます。 本日、ご紹介しますのはフェレ […]
2024.06.21
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ウサギのハエウジ症
こんにちは 院長の伊藤です。 暑い日が続きますが皆様お変わりありませんか。 これから初夏にかけて、ハエウジ症で来院されるウサギを見る機会が増えます。 外陰部や肛門周囲を糞を付けたままにして、不衛生な状態にほっておきますと […]
2024.06.20
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フレミッシュ・ジャイアントのツメダニ症(ソアホック合併症)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日は、ウサギの外部寄生虫症の中でもツメダニの感染をご紹介します。 ツメダニ感染症については以前、詳細をコメントしましたのでこちらを参照ください。 今回は、ツメダニ単独の寄生によって、結果的 […]
2024.06.19
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ウサギの感電(家電のケーブルにはご注意を!)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギは何でも齧ります。 ウサギの歯は、常生歯という持続的に伸び続ける形態である以上、絶えず硬いものを齧って歯を摩耗させていかないと過長歯となります。 過長した歯棘が口腔内に傷害を与え、最終 […]
2024.06.18
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ウサギのエーラスダンロス症候群様皮膚疾患(皮膚無力症)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ウサギのエーラスダンロス症候群(EDS)様皮膚疾患です。 舌を噛みそうな病名ですが、皮膚の強度・弾力性が無く、簡単に皮膚が裂けてしまうヒトの皮膚病に類似した疾病です。 […]
2024.06.13
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高齢チンチラの橈尺骨骨折(外固定法)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、高齢のチンチラの骨折治療報告です。 チンチラのハク君(19歳、雄、体重640g)は高い所から飛び降りてから、左前足を拳上するようになったとのことで来院されました。 左の […]
2024.06.12
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フトアゴヒゲトカゲの粘液肉腫
こんにちは院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、フトアゴヒゲトカゲの粘液肉腫という悪性腫瘍です。 フトアゴヒゲトカゲは眼瞼部周囲の腫瘍が多いです。 過去の記事を紹介しますので、興味のある方は下表題をクリックして下さい。 […]
2024.06.11