この子は誰?(part 4)
この子は誰?シリーズの第4弾です。
今回は鳥です。
さて、写真一枚目でお分かりになるでしょうか?
どうでしょうか?
写真2枚目です。
ヒントはこの鳥の生む卵を家庭用調理の食材として皆様、ご利用されています。
そう、答えはウズラです。
この白ウズラの姫ちゃんは、頭頂部の外傷で来院されました。
この姫ちゃんはまだ生後数か月の雛です。
ウズラの雛は、シマドリあるいは姫ウズラと言った名称で、ペットショップで販売されたりします。
ウズラはキジ目キジ科ウズラ属に分類される鳥です。
全長は20cmで生後60日くらいで身体的に成鳥となり、1年以内に性的成熟に達します。
雄は精肉用・雌は産卵用として利用されます。
その一方で、ペットとして飼育される個体も多く、非常にヒトに慣れやすいと言われます。
ウズラの卵には褐色のまだら模様がありますが、卵殻の生成過程で炭酸カルシウムを分泌する時、個体ごとに決まった模様が出来ます。
したがって、一羽の雌が生む卵は同じ模様をしているそうです。
指紋みたいで面白いですね。
そんなウズラですが、環境省は2015年9月まで全国で捕獲禁止の対象としています。
姫ちゃん、立派なウズラに成長して下さいね。