この子は誰?シリーズも第6弾となりました。

今回のこの動物は生まれてまだ2日目という、ほかほかのベビーです!

さてこの子は誰でしょうか?

今回は簡単かもしれませんね。

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答えはウサギの赤ちゃんです。

保育園のウサギ園で生まれたこの赤ちゃん、残念ながら母ウサギが育児を放棄して哺乳できなくなり、保育園の先生が困って来院された次第です。

全長わずか6cmたらずの赤ちゃんです。

若干の下痢が認められました。

ウサギの赤ちゃんは生後10日で眼が開きます。

母ウサギは一日一回だけ赤ちゃんに授乳を約5分間行います。

この授乳時のみ母ウサギは赤ちゃんと接触し、それ以外の時は赤ちゃんに近づくことすらしません。

この行動をもってして、飼主様が心配して産箱を覗いたり、赤ちゃんを触ったりしますと母ウサギが育児を放棄する場合があります。

今回もひょっとしたら、育児放棄はそのあたりに原因があるかもしれません。

ウサギは犬の様に産後、育児に専念するという動物ではありません。

今回、いかに育児放棄とは言え、できたらウサギの母乳を与えるのがベストです。

当院の患者様で、想像妊娠で泌乳期に入っている患者様に、急遽お願いして母乳をいただきました。

いただいた乳を赤ちゃんに与えようとして、翌日、保育園の先生に改めて連絡をしました。

そうしたら、本日この赤ちゃんは亡くなられたとのこと。

とても残念でした。

母親が育児放棄をした場合、犬猫のように、ミルクにしても他の食材にしてもある程度そろえることが可能ならよいのですが、ウサギとなると簡単にはいきません。

ウサギの場合、母親の加護なくして、赤ちゃんの成長は望めないかもしれません。

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