早くも11月に入りましたが、まだ温かい日が続いていますね。
飼い主様もペット君も体調崩さず、元気でお過ごしでしょうか?
新着情報の疾病の紹介ばかりに入れ込みまして、院長ブログをしばらく放置していましたので、そろそろ書き込みます。

上の写真の隼は今回の文章とは全く関係ありません。
かっこいいので載せてみました。

ここのところ何人も職場体験の中学生が当院を訪れています。
将来の自分の職業を考え、実際に何日間かお手伝いをして実社会を経験させる企画です。
どの中学校も積極的に取り組んでみえます。
当院でも、もう8年くらい前から協力させて頂いています。

いろんなタイプの生徒がいて見ていて楽しいものですが、積極的な子と取り敢えず学校で言われたから参加している消極的な子とに分かれます。
常日頃、お母さんのお手伝いをしている生徒さんは、やはりよく気がつくというか、手際よくお掃除等してくれます。
男子と女子という性別も大きく関わっていて、男子はあまり戦力にはなりません。
診察中も後ろの方にボーっと立っています。
自分が中学生の頃、どうだったかといえば気転はきかないし、挨拶は出来ないし、存在感は極めて希薄でしたね。
当時、職場体験なる企画があったら別の進路を選んでいたかもと考えてしまいます。

当院の職場体験の生徒さんは圧倒的に女子が多く、動物好きが高じてこの業界に興味を持っているようです。
獣医師・動物看護士・トリマーもしくはペットショップのスタッフを希望する生徒が今は多く、人気職種だそうです。
中には既に自分の進むべき進路を決めて、それに合わせた進学含めて準備している子もいます。
そんな生徒さん達が将来、特に獣医師として活躍するのを楽しみにしています。

職場体験の生徒さんに毎回、伝えているのは獣医師や動物看護士は医療技術者ではあるけれど飼い主様とのコミュニケーションを取れることが一番大事なんだということ。
それができて初めて診療に移れる、いわゆる接客業なんだということです。
人とコミュニケーションをとるのが嫌だから動物に逃げるような姿勢では勤まらないということ。
まして物品販売ではないから、扱う対象が命だからやり直しが効かないということ。
一期一会の覚悟で患者様に当たってほしいものです(ちょっとオーバーな表現ですね)。
そんな生徒さんを診察室で見かけましたら、温かい目で見てやって下さい。

下の写真は刈谷南中学校の猪塚さんです!
頑張って入院中のワンちゃんをおさえてます。

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