ペットの高齢化について
本日もうだるような暑さですね。
この暑さを背景にして、連日、外耳炎と皮膚炎の動物達の治療に追われています。
さて、春先から当院では、シニア世代の動物達が、大きな病気や寿命で亡くなっています。
昔からのお付き合いをさせて頂いてきた子達なので、私自身も落ち込んでます。
タイミングも重なっているのかもしれませんが、何件も続いて亡くなられるのは辛いです。
この東浦で開業して11年を迎えますが、開業当初ちびっこでかわいかったワンちゃん・ネコちゃん達も、はやシニア世代に突入しています。
シニア世代でご注意いただきたい病気はたくさんあります。
まず、心臓疾患(弁膜症や心筋症等)・腎臓疾患(慢性腎不全)・内分泌疾患(糖尿病・副腎疾患・甲状腺疾患等)・産科系疾患(乳腺腫瘍・子宮蓄膿症等)・泌尿器系疾患(前立腺肥大・尿石症等)等々、枚挙にいとまがありません。
これらの怖い病気も常日頃の飼い主様の注意である程度は回避できます。
でも一番確実なのは、病院で定期的に健診をお受け頂くことです。
どの動物病院でも対象が動物なので、飼い主様が病気がかなり進行してから、来院されるケースが多いと思います。
ひと月に一回とは言わないまでも数カ月に一回位の頻度で気軽に健診をお受け頂ければ、水面下で進行してる病気を発見できる確率は高いと思います。
7歳を過ぎたら、最低でも半年に一回は血液検査・尿検査・レントゲン検査を含めた健康診断をお受け下さい。